ライオンズクラブ国際協会は1917年6月米国シカゴ市で産声をあげ、日本では1952年3月に東京で誕生しました。現在、全世界で140万人、国内で10万人を超える会員が活動しています。

糸島ライオンズクラブは1970年月、初代峰嘉六会長以下32名によって設立されました。以来、私たちは「『WE  SERVE(我々は奉仕する)』の理念のもと、地域社会での奉仕活動に取り組み、53年目を迎えることができました。

これも、ひとえに地域の皆様のご理解とご支援の賜物と、お礼申し上げます。

昨年の年明けからの世界的なコロナウイルスの蔓延は、人と人との接触を著しく制限し、「新しい生活様式」も我々個々人が今まで経験したことがないレベルまでの変容を求めています。

例年、糸島ライオンズクラブは、活動の柱である青少年健全育成事業、盲導犬募金活動、献血キャンペーン、野北海岸松林再生など地域に密着した活動を通じ、地域への貢献の一助を担うべく活動して参りました。しかしながら、コロナ下で人との接触が制限される中、事業の開催中止や規模縮小などを、次々と決断せざるを得ませんでした。

そんな中、『孤立』という言葉が、子どもから高齢者まで広がりを見せています。その『孤立』の解消に直接携わっている人達からは、「お金を差し出しても解決出来ない」「人間にしか解決できない問題だと実感している」などの声が聞こえてきます。

私たちは、これから取り組むべき活動の創造に向け、医療・福祉・教育分野など地域で活動するボランティア団体の方々などとも協力し、地域の皆様のお役に立てる糸島ライオンズクラブならではの活動を見い出せれば、と考えています。

78名の会員の総力を結集し、地域社会が求める奉仕の原点を見つめ、感動と絆を更に深めて行きたいと思います。 引き続き、皆様の温かいご支援とご協力をお願いいたします。

 

第53代会長 園田通久