糸島ライオンズクラブ(園田通久会長)は、2日と3日、糸島市雷山の雷山千如寺と志摩桜井の櫻井神社で、34回目の新春の盲導犬育成基金募金を行った。

2日の櫻井神社ではライオンズメンバーに加え、九州盲導犬協会(同市東)の中村博文理事長、児嶋秀夫(ひであき)訓練部長、加藤安結花訓練士、秋吉遥研修生と、訓練犬のフリッパー君(2歳)、ちよちゃん(2歳)、キキちゃん(1歳)も募金を呼び掛けた。感染対策で、犬たちとのふれあいは自粛されたが、多くの参拝客が募金に応じていた。

小嶋部長は「盲導犬育成には1頭数百万円ほどが必要。ほとんどが寄付と募金でまかなわれている。コロナで多くのイベントや募金活動が中止になる中、今年も取り組んでいただき感謝する。今年こそコロナが収まり、盲導犬とのふれあいを復活できたらいい」と話していた。

2日間で、のべ71人のメンバーが参加し、募金額は、昨年の91万円強を大きく上回る154万1747円。1989年からの累計額は4103万4844円。